おりくの覚書

2008年6月双子の母になった育児記録。

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海軍を退役した青年エルヴィス(ガエル・ガルシア・ベルナル)が、父親(ウィリアム・ハート)のもとに訪れる。その父親は、牧師となり新しい家族と幸せな日々を送っていた。父親に温かく迎えられることを期待したエルヴィスだったが、父親に”家族に近づかないように”とクギを刺され、期待を裏切られてしまう。新しい車を買い定職も得て、父と同じ街で暮らし始めたエルヴィスは、腹違いの妹と知りながらマレリー(ペル・ジェームス)と関係を結んでしまう。

コワイ。人の心って見えないからほんとコワイ。
自分の居場所を求め父親に会いに行ったのに、拒絶されてしまったエルヴィス。泣きつくでもなく怒りちらすわけでもない、あの無表情の中に一体どれだけの憎しみが詰まっていたのかと思うと怖ろしい…と思うのと同時に、彼の今まで生きていた分の孤独や愛への渇望は計り知れないなあと、同情してしまいました。
着々と父親への復讐を遂行していく彼なのですが、彼の心の奥底を微塵も感じられないのが、これまたコワイ。彼は一体何を考えていたのだろう?愛が欲しいのか?それともただただ憎いだけなのか?ラストまで見ても、私には答えが出ませんでした。
きっと父親に会うまで、エルヴィスは孤独と闘いながらも、前向きに暮らしていたんだと思うんですよね、父親の愛を信じて。彼のすべてであった(と思う)父親から否定されてしまった絶望感を感じさせなかったガエルはスゴイと思いました(ひいき目?)。だからこそ、狂気なエルヴィスが、まるで捨てられた子犬が必死で生きタフになっていくような、悲哀と凛とした感じが同居していて、不思議な雰囲気を醸し出してました。

心がちょっと重くなる(でも決して不快ではない)、見終わった後に、コーヒーの一杯でも飲みたくなるような作品でした。
オススメ度…★★★★☆
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